誰も信じない
「あ、あの、晃一。電話に出なきゃ。」


晃一が抱きしめてる腕を、振り払おうとしたけれど、逆に晃一は抱きしめる腕の力を強めた。


「晃一!」


「新田だろ?電話に出なくていい。」



ギュッ



さらに腕の力が強まった。


「い、痛いよ、晃一。」


晃一に抱きしめられたまま、私は動くこともできずに、ただ一樹からの着信のメロディを聞くしかできなかった。








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