未来GIRL
『美浜ユイ』と書かれたプレートのかかったドアをノックする。


はい、というユイ独特の、甘ったるい声がドア越しに響いた。
ノブを回し、扉を開ける。


ベッドから体を起こそうとするユイと目が合った。


そのままでいいから、と言って近づき、差し入れのプリンを傍らのテーブルに置いた。


個室だった。


お母さんは買い物に出かけているそうで、ユイ一人だった。


「先輩、こう言いたいんでしょ。“おまえ、太ったな”って」


「乙女をつかまえてそんなこと言うわけないだろ。まあ確かに、少しふくよかになられた気もするが」


「ほらやっぱり」
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