キミの香り[短編]
俺は自然と笑った。
…祥ちゃんが、おってくれたからかな。
「祥ちゃん…ありがとな」
俺はそうつぶやいて、車へと乗り込んだ。
***
「茉矢、おはよ」
あの日から1ヶ月…
俺は毎日仕事に行っている。
車にはいつも、キミの香りを乗せて……
まだキミの事、忘れられんけど。
まだキミの事、大好きやけど。
頑張るよ、君がもっと笑ってくれるように。
「祥ちゃーん!!おはようっ」
「おう、今日早いやんか?」
「当たり前やん!
祥ちゃんに会うために…」
…ゴンッ!!
「…冗談やって♪ウソウソ…(涙)」
あれからの俺は、相変わらずやけど…
「なあ、祥ちゃん」
「あ?」
「俺、茉矢と同じくらい祥ちゃんの事好きやで!」
「…はあ?」
いつも車にあるキミの香りは…
俺の心にずっと、ずっと、
残ってるからな?
だから茉矢。
いつになるか分からんけどな。
またいつか、笑顔で会おうな!!
[完]
![[新連載]君への想い、僕らの距離。](https://www.berrys-cafe.jp/assets/1.0.797/img/book/genre1.png)