my home
奏太が次々と中学生を倒していく
さすが俺の弟と思いながら手に汗をにぎっている俺
暴力はダメなんだろうけど、必要とするときもある
それにこれは意味がある喧嘩のはずだ
そんな喧嘩に関係ない奴が立ち入っていいわけない
木のかげからまた様子をうかがっていみると
中学生の中に1人 なぜか異様に落ち着いてるやつがいた
奏太がどんどん倒していくなか少し口角があがっていて
『作戦どうり』
そうでもいった顔は頭にすごくのこる
そいつの周りにはそいつまでとはいかないが
少し落ち着いてるやつらが5人ほど
何を企んでる
そう考えているうちに 奏太があっというまにそいつら以外の中学生を倒していた
『おい!あとはお前らだけだよ』
少し勝ち誇ったような顔で奏太が笑った
たぶんあれをどや顔というのだろう
空のほうに目をやってみると 来たとき同様叶亜と夢亜の背中をさすっていた
叶亜はすでに落ち着いていたけど、夢亜の様子がどこか変だった