my home
華那side
あのあと真っ直ぐ夢亜を病院へと届けた
正気を取り戻した叶亜は俺なんかよりもしっかりしてて
病院へつく頃にはだいぶ夢亜も落ち着いてきていた
『.....華那くん、みんなには』
『だめ、隠してること全部話せ』
目の前で制服姿の叶亜と病院から借りた服を着ている夢亜が弱い声で頼んでくる
検査したら ただ持病が少し悪化しただけだから大丈夫って言われて
でも最近はよく体調を崩してるから少し様子みで入院するようになった
持病もってるなんか知らなかったし
最近体調を崩してたことだって知らなかった
知らないことばっか
自分でもこいつらのことで知らないことがこんなにあるなんて思ってもいなかった
『華那くんごめんなさい....』
夢亜が弱々しい声で謝ってくる
『.....そう思うならまずみんなに自分たちでせつm』
『夢亜』
説明しろと言おうとしたらまた誰かの声に遮られた
『月くん...』
月光たちだ
一応入院というかたちになった訳だから全員に連絡をいれておいた
おそらくバイトはぬけてきたんだな
凄く焦った顔をしている奴ら
けどその中に空と奏太の姿はなかった
『奏太と空は?』
『えっしらないぞ』
きてないの??と海斗がきく
きてねぇよ
あいつらまだけりつけてないのかよ
『月光、俺奏太たち連れてくるからまだ叶亜たちに何も聞くなよ』
俺はそれだけを言って病室をでた