青のキセキ
止め処なく溢れてくる涙。



こんな自分が嫌で嫌で仕方ない。



「うっ.....うっ.....っく」


必死に堪えようとする。











「美空.....」



課長の声が聞こえたかと思うと、頭にぬくもりを感じた。




ゆっくりと振り向く。





そこには、先程まではベッド横のパイプ椅子に腰掛けてた課長が、ベッドに腰を下ろし、私の頭を撫でる姿があった。
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