タイムリミット


 ついに来た。


「失礼します」


 一人の子はそう言って黒板にスラスラと自分の名前を書いた。


 [木村 萌々]


 もう一人の子は何も言わなかったが、


 前の子に続いて、黙って名前を書く。


 [ルシフェル サタン]


 二人とも書き終わったところで前の子から自己紹介を始めた。


「初めまして、


 木村 萌々です。


 ここに来るのを楽しみにしてましたぁ。


 よろしくお願いします♥」


 続いてもう一人も


「ルシフェル サタンよ。


 よろしく」


 
< 13 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop