タイムリミット
ついに来た。
「失礼します」
一人の子はそう言って黒板にスラスラと自分の名前を書いた。
[木村 萌々]
もう一人の子は何も言わなかったが、
前の子に続いて、黙って名前を書く。
[ルシフェル サタン]
二人とも書き終わったところで前の子から自己紹介を始めた。
「初めまして、
木村 萌々です。
ここに来るのを楽しみにしてましたぁ。
よろしくお願いします♥」
続いてもう一人も
「ルシフェル サタンよ。
よろしく」