男の娘、革命!


紐がついていることからキーホルダーの類い。キャップ被った霧吹き部分を目にして、コロンか何かかと思う。


「ほらよ」


投げ返された携帯電話。


キャッチし、取り付けられたキーホルダーを確かめようとキャップを開ければ。


「ばっ、使うな、唐辛子スプレーだぞ!」


「……」


危なかった。

コロンだと先入観を持っていたから、危うく自分にかけてしまうところだった。


「唐辛子スプレーって」


「変質者撃退グッズだよ。変態の顔面にぶっかけろ」


「なんで、僕に……」


「陰険根暗軟弱なお前は、どーせまた、ボコられるだろうから、その……、あれだ、ムカつくんだよっ。変質者が甘い蜜啜るのがっ」


言い訳には苦しいような、けど、頭捻って出したみたいなので追求はしない。


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