HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~
「別に…関係ないでしょ?」


「俺はお前の保護者だ…放ってはおけない!」



濱部社長は責任感の強い人だ。


「俺は大人だし…ちゃんと節度を持って飲んでます…心配しないでください」



「俺は別にお前を心配してない…お前のコトを邸宅で待っている麻有ちゃんを心配しているだけだ」



「・・・麻有はちゃんと寝てるさ…」



「・・・新婚なのに、お前は…新妻を置いて良心が痛まないのか?」


濱部社長は執拗に俺を責める。酔いも冷めそうな勢いで、身体から抜けていく。


冷静な思考が脳裏に浮かび、気分が悪い。


「分かりました…今夜は帰ります!」


俺はソファーを立ち上がった。


「帰るの?結生」


「まあな」


「明後日のエスコートはお願いね…私の誕生日で大切な日だから」



「ああ~」


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