アナタとの距離
『も~。彩乃ちゃんは冷たいなぁ。俺悲しいな~。』
「…。意味分からない。私に電話かけてこないで。」
『へ~冷たいねぇ。ヤった中だっていうのによ(笑)』
「あんたが無理やりやったんでしょ!もう私に構わないでよ!」
なんで、なんでなのよ…
どうして私はいつもこうなんだろう
私は雅紀がいることも忘れて、電話越しに怒りを叫び続けた。
『あ~いいね。彩乃ちゃんが苦しんでる声。ゾクゾクするよ。もっと苦しんでくれよ(笑)』
「あんた…狂ってるよ…。あんたのせいで、私は春香を失ったのよ!全部!全部!全部!もう嫌だ!嫌だ!」
私は、発狂寸前だった。
追いつめられてしまった。
『ははは。もっと苦しめ~。彩乃ちゃんが苦しむ度に俺は、彩乃ちゃんを愛おしく思うよ』
コイツ…狂ってる
私は、その瞬間突然の発作がおき、意識を失った。
最後に聞こえたのは雅紀の『彩乃!』という声だったような…