アナタとの距離







「どうやって3月まで暮らせば良いんだろう。。。」


私は中身が空っぽのサイフを見ながらつぶやいた。

どっちにしろ、この家からは、今週、来週あたりには出て行かないといけない。

行くあてすら考えてないし。。


でも、やっぱり頼れる相手は…

















『はいはい、彩乃ちゃん?』


「あ、店長…ぢゃなく!お兄ちゃん。」


『はは、別に無理に、お兄ちゃん言わなくて良いよ(笑)てか、どうした?また、あの親か?』






それから一時間くらいお兄ちゃんに、今の状況を説明した。
でも、さすがにお金の事は心配されると思って言えなかった。
とりあえず、ここ数日で、この家を出ないといけないことだけ伝えた。



『そっか。じゃぁ、彩乃ちゃんさえ、よかったら俺のマンション来な。』
 
「本当に?助かります。ありがと。お兄ちゃん。。」

『なんか、お兄ちゃんって言葉、むずがゆいな(笑)ま、カワイイ妹の頼みだからな。じゃ、それまで、なんとか乗り切れ。』

 






よかった。


これで、なんとかなる。。


高校卒業まで、まもなく。


これさえ乗り切れれば、少し光りが、見えそうな気がした




< 156 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop