forever...
「あ、優姫!大丈夫?」






教室に戻ると真っ先に駆け寄ってきた美穂。






「う・・・ん。まぁね」





大丈夫なんかじゃない。





愛麗がもし死んじゃったら・・・






あたしが殺した――。





人殺し、人殺し・・・






頭の中で誰かが言う。






「や・・・めて・・・」





「え?」






あんたが愛麗を殺したんだ――




「違う・・・あたしじゃ・・・」




この人殺し―――





「やめてっっっ!」







「ちょ・・・優姫!」





あたしはもう正気ではいられなくなっていた。






ごめん・・・ごめん、愛麗!






あたしは学校を上履きのまま飛び出して、病院へ走っていた。
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