,*`Blackcat`*,
「………龍樹。」

「なんだ。」

「Help。」

「………No。」

何がNoだよ、助けろよ。

「ねぇねぇ無視?酷いな〜、で誰なの龍ちゃん。」

「……Blackcat。」

シーン………

なぜに沈黙、傷つくわ。

「本気で言ってるの龍ちゃん;;;;;」

かわいい子が焦りながら龍樹に聞くと龍樹は深く頷いた。

「おいおい;;いくらなんでも見つけるの早すぎだろ。」

かわいい子の後ろから赤髪がでてきた。

………赤猿。

「そうですよ、昨日発表したばっかりですよ。」

そういえばそうだっけ?

「…………コクリ。」

次々にかわいい子の後ろから出てくる男達。

「………っ。」

次々に出てくる男達に唯稀は警戒する。

「……そんなに警戒するな。」

「…………。」

そんな事言われても無理な話だ、自分は警戒するのが仕事みたいなもんだからな。


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