シンデレラに玻璃の星冠をⅢ


『何かもう…どうしてくれるんだよ。ああ…もう…耳元で僕を誘わないでよ。この絡んだ体勢でそんなこと言われたら…。…このままだと…僕…』


あたしは強く強く**を抱き締めた。


『………。ねえ? 首元のそれ…つけられちゃったの? ……。………。僕を煽らないで欲しいな…。………。……ああ…遅かったね、十分煽られちゃったよ。凄く煽られちゃった。

ん……。ふふふ、よし。僕の色になった。ああ、此処にも。許せないね。ん……。………。…ねえ、こんな時、そんな可愛い声ださないで…? 暴走しそうになるから。………。 …やばいな、本当に止らなくなってきた…』


ありえない。


『桜…もう少し見ないフリしてて? 僕…今…んっ…余裕なくて…』



あたしと**が…離れるなんて。

あたしが絶対離さないもの。


離れていかないよう、**の直の身体に触れて、とにかくあたしは安心したかった。


『……!!! 待った!!! ストップ、芹霞!!! あ…そんなにちょ…何でそこまで手を…ごめん、僕が悪ノリしすぎた。ごめん、ごめん…だからねえ、駄目だって!!!』


こんな可愛い**。

こんなに温かい**。

こんなにすべすべして…手触りいい**。


こんなにいい匂いがする**。



『ちょ…待って芹霞!! 芹霞…それ以上は…芹霞ッッ!!!』


もっともっとくっつこう。

もっともっと――…。


『ねえ、起きて。起きてってば。それ以上は…やばい。やばいよ!!』



反転

< 55 / 1,366 >

この作品をシェア

pagetop