【完】愛の血−超勝手な吸血鬼
「そうなの?」
そう確認され、慌てて頷いた。
「ごめんね……繭ちゃん」
「どうして謝るの?」
だって、あの時。
あたし、繭ちゃんに好きじゃないって言ったのに。
それなのに今更、好きだとか言って……
あたし凄い嫌な奴だ。
それなのに繭ちゃんは、ふふっ、て笑いながら
「そっか、仁奈ちゃんも好きなんだ。
一緒に頑張ろっ!」
そう言ってくれたから。
泣きそうになってしまった。
繭ちゃんは綺麗で、優しくて、どこまで良い子なんだろう。