【完】愛の血−超勝手な吸血鬼
寝起きは、まじ最悪。
知らない奴の目覚ましの音で起こされるわ、
変な夢みて寝た気はしねーわ、で。
昨日の小さな女が、夢に出てきた。
暗闇の中で、女達の血を飲み尽くしている俺を、何も言わず、ただ軽蔑した目で見つめるだけ。
なんだよ、あの夢は。
俺は血を飲み尽くしたことなんかねーっつーの。
初めて人間に見られたからか?
俺って実は小心者?
そんな事を考えながら、ベッドから出た。
それにしても、喉の奥が渇いた。
昨日飲んだはずなのになぁ。
喉の奥が渇いて仕方ねぇ。