蒼空~キミの名前を呼ぶ~



ヒューッと冷たい風が横切り、体がブルッと震える。




「寒っ…!! とにかく、中入ろっ」



「だ、だね」





大きなショッピングセンターの自動ドアをくぐると、ふわっと一気にあたたかい空気に包まれる。



それと同時に、あたしのお腹が『ぐぅ~っ…』となってしまった。


まどかの目が点になる。



は、恥ずかしい…//




「…あははっ、なに?
お腹空いてるの、美紗?」



笑い転げそうなのを我慢して、そう聞くまどかをあたしは、キッと睨む。

いや、きっと顔が真っ赤で怖くないだろうけどさ…。




「朝ごはん食べてないの!!
てか、もうご飯にしようよ、11時だし…

お店が混む前に、ご飯食べようよっ?」




…チーン。

なんだその必死な言い訳は…。




「あー、はいはい
ご飯にしましょーねー!!」




あ、バカにしたな?

半笑いだよ?



あー、もう恥ずかしい…ッッ!!





< 205 / 304 >

この作品をシェア

pagetop