蒼空~キミの名前を呼ぶ~
ヒューッと冷たい風が横切り、体がブルッと震える。
「寒っ…!! とにかく、中入ろっ」
「だ、だね」
大きなショッピングセンターの自動ドアをくぐると、ふわっと一気にあたたかい空気に包まれる。
それと同時に、あたしのお腹が『ぐぅ~っ…』となってしまった。
まどかの目が点になる。
は、恥ずかしい…//
「…あははっ、なに?
お腹空いてるの、美紗?」
笑い転げそうなのを我慢して、そう聞くまどかをあたしは、キッと睨む。
いや、きっと顔が真っ赤で怖くないだろうけどさ…。
「朝ごはん食べてないの!!
てか、もうご飯にしようよ、11時だし…
お店が混む前に、ご飯食べようよっ?」
…チーン。
なんだその必死な言い訳は…。
「あー、はいはい
ご飯にしましょーねー!!」
あ、バカにしたな?
半笑いだよ?
あー、もう恥ずかしい…ッッ!!