蒼空~キミの名前を呼ぶ~



あたしが蒼空に近付くと…


グイッと腕を引かれて、蒼空の顔に一気に近付く。




「バーカ
騙されてんじゃねぇよ」



…ですよね。




「何が、よかったんだよ」


「テ、テストの結果…とか?」


「今日、始業式だったんだけど?」


「ですね…」





汗がダラダラ…。

ここは、素直にいきましょうか…。





「菜緒さんが、彼女だと思ってた」


「は?」


「クリスマスにふたりで歩いてるの見かけて…」


「ヤキモチですか」


「…ですね」



言わせんなやボケェーッッ!!!!

ていうか顔近いんですが。






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