蒼空~キミの名前を呼ぶ~


同じ学校なうえに、同じクラス…。



意味わかんねぇ。






「蒼空、お前が関わらなかったら
大丈夫だろ?な?」

「あぁ…。だな。」

「でも…、オレはやっぱり沢渡さんに
ちゃんと話した方がいいと思う…。」

「燐、余計なお世話だ。
お前には、わかんねぇよ…。」

「そっか…。ごめん。」








関わらないはずだった…。




のに…、

なんで、こうなる…?







黙々と草むしり…。

しかも、美紗と2人きりで…。






チラッとオレは美紗の方をみる。


サラサラの黒くて長いを耳にかける美紗。


「………ッ!」





ほら、キミを見ると決心が揺らぐ――…。




≪蒼空side、終≫
< 64 / 304 >

この作品をシェア

pagetop