蒼空~キミの名前を呼ぶ~
同じ学校なうえに、同じクラス…。
意味わかんねぇ。
「蒼空、お前が関わらなかったら
大丈夫だろ?な?」
「あぁ…。だな。」
「でも…、オレはやっぱり沢渡さんに
ちゃんと話した方がいいと思う…。」
「燐、余計なお世話だ。
お前には、わかんねぇよ…。」
「そっか…。ごめん。」
関わらないはずだった…。
のに…、
なんで、こうなる…?
黙々と草むしり…。
しかも、美紗と2人きりで…。
チラッとオレは美紗の方をみる。
サラサラの黒くて長いを耳にかける美紗。
「………ッ!」
ほら、キミを見ると決心が揺らぐ――…。
≪蒼空side、終≫