風に恋して
カタリナが片づけを終えて部屋を出て行き、レオはソファで書類をまとめていた。
チラッとベッドに戻って本を読み始めたリアの様子を伺う。特に変わった様子はないように見える。
熱も大分下がり、眩暈や頭痛もないようで足取りもしっかりしていたし、食欲も戻っているようだった。
だが、リアが桃を残さず食べた――そのことにレオは驚きを隠せない。
リアは桃が苦手なはずだ。食感があまり好きではないと言って、自らすすんで食べるところを見たことがなかった。
味や香りは問題ないらしく、加工してあるものであったり、紅茶のフレーバーであったりすれば好んで選ぶこともあったけれど。
それが、あのたくさんの果物の中から桃だけをすべて食べた。
(記憶のせいか?いや……)
記憶が違っていても性格や食の好みなどの基本的な部分は変わらないはずだ。
それなら、なぜ?
チラッとベッドに戻って本を読み始めたリアの様子を伺う。特に変わった様子はないように見える。
熱も大分下がり、眩暈や頭痛もないようで足取りもしっかりしていたし、食欲も戻っているようだった。
だが、リアが桃を残さず食べた――そのことにレオは驚きを隠せない。
リアは桃が苦手なはずだ。食感があまり好きではないと言って、自らすすんで食べるところを見たことがなかった。
味や香りは問題ないらしく、加工してあるものであったり、紅茶のフレーバーであったりすれば好んで選ぶこともあったけれど。
それが、あのたくさんの果物の中から桃だけをすべて食べた。
(記憶のせいか?いや……)
記憶が違っていても性格や食の好みなどの基本的な部分は変わらないはずだ。
それなら、なぜ?