黒の森と、赤の……。/ ■恋愛シミュレーションゲーム□
 
 
「「このセクハラコ●ンがッ!!」」



ゴチンッ☆



「ぐへっ!」



…例の、事件現場を無断でうろちょろするだけならまだしも、そこいらにいるお仕事中の警察官にまで話しかけ、あまつさえ事件 に関する最重要情報まで引き出そうとする、自称名探偵のショタメガネっ子に対し、毎回毎回飽きもせず、眠りながら推理してみ せるという、『どう考えてもおかしいだろww』な神技を発動するくせに、その件については満場一致でスルーされるという自称 名探偵(娘はカラテ美少女)がお見舞いするような鉄拳が、俺の頭に降り注いだ。

もっと簡単に言うと、俺の頭に鉄拳が降り注いだ。


「ひ、ひどい…。(*´ω`。*)」


鉄拳が降り注いだ箇所を両手でさする涙目な俺に対し、


「ひどいのはお前だっ!!」
「ひどいのは七夜だっ!!」
「ひどい七夜くん…」


…と、3人の陪審員たちも満場一致でニコニコ有罪判決です。

本当にありがとうございましたww
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