黒の森と、赤の……。/ ■恋愛シミュレーションゲーム□
 
「叫び声あげたりー、助けを求めちゃったりする行為もー…

『抵抗した!』

…とみなしちゃうからねー?
ねー♪ 七夜きゅーん?
にゃはは☆」


さらに続ける。

「でも喘ぎ声ならー、いっくらあげたっていーにゃー♪
むしろ嬉しいにゃー♪♪」

…若干乱れ気味の吐息を吐き出しながら、発言そのものを愉しむかのように翔太は言った。

その発言の最中にも、制服ごしに太ももを這いずる右手は、止まらない。


「はぁ…はぁ…。
七夜きゅんは、ほんっとかわいいにゃー…。
夏樹(なつき)きゅんに負けないくらいかわいーにゃー…♪
…そんなかわいー七夜きゅんのー…

… “ ここ ” の部分はどんな形かにゃー…?」


狂った発言をした直後、這いずる翔太の右手に、まだ力があったのかと思えるくらい、強引な力が加算される。


「く…ぅ…!!」


既に俺の中心部まであと数cmのところまで迫っていたその手が、おさえている俺の両手を振り切る勢いで、太ももを這い上がっていく。

俺の内ももを何度も揉みしだいたあと、荒々しい動作で、“ その部分 ” を握ろうと手を開く。


「…ぁ…あっ……ああ…!!」


…そして翔太の指が、そこに触れようとした、


──その瞬間。


<翔太好感度、+2(※)>


/(※) 好感度の説明は、本編の直前にあります。/
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