続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「えー、それっていつ?
そんなの待ってたら、私オバサンになっちゃうよ」


「そうかよ、だったら待たなくていい」


ムッとしてそう言うと、嘘だよ。ヨンウンならすぐにそうなれるって信じてる、と言うジェニーに心が温かくなる。

全く俺も単純な男だ。


横になっていた体を起こすと、ルンルンがトタトタと自分専用のベッドに歩いていき丸くなった。

それを見届けてから、ジェニーを腕の中におさめて、それから。




今はこれで我慢しておけよと言ってから、俺たちは二回目のキスをした。

初めて会った時とは逆に、今度は俺からの。

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