続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
うちのメンバーのペーターと、マネージャーのサキだった。


「どうしたの?
なんで二人でいるの?」


「サキと夜飯食べようと出てきたら、兄さんの車見つけたのでつけてきました」


面白そうだったので、とニヤニヤしているペーターに心の底から腹が立つ。

兄さんも笑顔で話してる場合じゃない!


「だからって......!
こんなこと信じられない!
ペーターはやりそうだけど、まさかサキまでこんなことするなんて!」


「外でいやらしいことしてる方が悪いんじゃないですか。
むしろ誰かに見つかる前に止めてあげた俺たちに感謝してほしいくらいです」


「いやらしいことなんてしてない!
アンタと一緒にしないでよ!」


言われてみればその通りなんだけど、それでも怒りがおさまらず、怒鳴り続ける。


「まあまあ......二人とも悪気はなかったんだし、そんなに怒らないで」


悪気あったに決まってる!
明らかにただの冷やかしでしょ!

なぜか二人をかばう兄さんにも腹が立つ。
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