小さなチョコの大きな恋物語
『RRR...RRR...ブチッ...ふあーい』
電話の向こうから眠そうな声。
「りょう~~~~!!」
涼は中学生時代からずっと仲良しなやつ。
いわゆる親友?
『んだよー…俺寝てたんだけど……』
俺はパッと時計を見た。
現在10時04分…
寝るのどんだけ早いんだよ!!
「俺完璧に失恋した…」
『はあ?何で』
「二人両想いだった」
『誰から聞いたんだよ』
「聞いたっていうか…両想いってかんじなんだよ」
『陸がそう思ってるだけじゃねえのかよ』
「そーなのかなあ…でも……」
俺は今日あったことを涼に話した。