【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





「花蓮、起きてるか」


 ドアをノックされて、私は慌てた。



 ちょうど、今着替え中!!



「ドア、開けないでね!着替えてるから!」



 私が言うと、ドアの向こうで奏太さんが何かモゴモゴ言った。



「悪かったな、邪魔して」



 かろうじて聞き取れたのは、その一言だけだった。






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