巫女と王子と精霊の本
―バタンッ
エルシス王子はいる!?
エルシスの部屋の扉を開け、私はズカズカと入っていく。
「巫女様!!」
私達の世界でいうマスクや手袋のようなものをつけたセレナが駆け寄ってきた。
「巫女様、何も付けずに入られては病にかかってしまいます!!」
「大丈夫。万能な薬、持ってきたから」
私はビンに入った水をセレナに見せた。
「これはただの水…では…?」
「これは私の大切な友人が命を削って分け与えてくれた薬なの。これで絶対大丈夫!」
そう言ってベッドで寝ているエルシスの横に立つ。