千年かけて恋をしました
「・・・思い出した。」
俺は・・・思い出した。
あの時の 父さんの一言を。
『なぁ・・・光?
お前は この桜の木がまだ
1歳だった時の偉大な
父さんたちの祖先の話を
聞いたことがあるか?』
俺は まだ幼くて
父さんが何を言いたいのか
わからなくて・・・。
『わかんないよ。パパ。』
『だからな?
父さんたちの
おじいちゃんの そのまた
おじいちゃんの そのまた
おじいちゃん・・・
ずーーっと昔のおじいちゃんが
愛する人のために 死んだんだ。』