千年かけて恋をしました





お姉さんは話を続ける。

「私は泣いた。

 こんなにも 涙が出るものか・・・

 そう思うくらい泣いたのだ。

 その時 久道は言った。

『あなたは立派なお方です。

 死んだほうがマシなど

 言わないでください。

 あなたは これほど

 涙が溢れるくらいに

 桜のことが心配で心配で

 たまらない・・・。

 そうなのでしょう?

 桜は きっと帰ってきます。

 それまで一緒に待ちましょう。』

 ・・・とな。

 そして・・・私は

 抱かれていた・・・。

 久道のぬくもりは

 今でも忘れない。

 私に希望をくれたから。

 泣きやまない私を

 慰めてくれた ぬくもりだから。」






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