帰宅部にお任せを

「何、ほのぼのしてんだよ」

目の前には廉の顔。

むにっと頬をつままれてる。


『いひゃっ!』なんて、いつもなら声をあげるけど今日はそれが出来なかった。


…さっきまで廉のコトを考えてたせいだ。

至近距離に耐えられない。


廉にもこの頬の異常な熱さが伝わっってたらどうしよう。

早く振りほどかないとっ。


わたしはぶんぶんと頭をふった。

いきなりの行動に驚いたのか、簡単に廉の手は離れる。


「っと。今度はいきなり暴れ出して……お前大丈夫か?」

「大丈夫大丈夫っ!」


顔が赤いのも、かなり焦っていることもばれないために立ち上がる。

それとほぼ同時だった。



ギギィ……


「おっと!…これは、もしや取り込み中だったり…?」

そして、誰かの声。


わたし達はがばっと身を翻した。
< 116 / 121 >

この作品をシェア

pagetop