帰宅部にお任せを
放課後になった。
朝の出来事についてはすっかり…とはいかないけれど、今はそれどころじゃない。
それはこれから起こる出来事の方が何倍も重要だからだ。
「廉、行くよっ!」
今日は珍しく、わたしが廉を待っていた。
「お前、いつもそれくらいの速さで準備しろよな」
「うるさい、早く準備っ!」
わたしはとにかく急いでいた。
早く、早く。
わたしが今朝所持していた手紙には、こんな内容が書かれていた。
【丸山千春様
今日の放課後、裏庭へ来て下さい。
そこで起こることをあなたは素直に受け止めて下さい。
由美お嬢様の為にご協力お願いします。】
わたし達は丸山さんをおびき寄せる必要があった。
だから、手紙を入れたんだ。
"由美お嬢様の為"
彼女はそれに強く反応しただろう。
彼女は必ず裏庭にやって来る。
だから、わたし達も急ぐ。