secret name ~猫と私~
「先週の発表会、皆お疲れ様。お陰で、新規の契約を頂く事が出来た。ありがとう。」
嬉しそうに、社長が笑う。
その笑顔に拍手が起こり、更に笑みを深くした。
「我々はまだ新参者だが、その分、可能性に満ちていると思ってる。今回の異動辞令は、その可能性の一歩だ。異動の無い人は、その場で更なるスキルアップを。異動した人は、異動先で新しいスキルを身につけてほしい。」
一呼吸、おいてから。
「では、平坂専務。よろしく。」
「はい。」
社長がマイクを手渡し、平坂が受け取る。
専務と言う肩書だが、彼も若い。
社長と同じ40代だ。
「では、僕の方から発表させていただきます。この場では部署の名称、および仕事・作業の変更と、役員の辞令のみの発表にとどまり、他の辞令は、各々の部署での発表となります。」
平坂はマイクと反対の手に持った書面を確認しながら、読み上げていく。
嬉しそうに、社長が笑う。
その笑顔に拍手が起こり、更に笑みを深くした。
「我々はまだ新参者だが、その分、可能性に満ちていると思ってる。今回の異動辞令は、その可能性の一歩だ。異動の無い人は、その場で更なるスキルアップを。異動した人は、異動先で新しいスキルを身につけてほしい。」
一呼吸、おいてから。
「では、平坂専務。よろしく。」
「はい。」
社長がマイクを手渡し、平坂が受け取る。
専務と言う肩書だが、彼も若い。
社長と同じ40代だ。
「では、僕の方から発表させていただきます。この場では部署の名称、および仕事・作業の変更と、役員の辞令のみの発表にとどまり、他の辞令は、各々の部署での発表となります。」
平坂はマイクと反対の手に持った書面を確認しながら、読み上げていく。