背中を合わせて【完】
「うん。」



ちゃんと未夜の心配に返事はするものの、本当に大丈夫そうには見えなかった。



「仕事忙しいの?」


「ちょっとだけねー。」



きっと、仕事が忙しいのは零にとってはいつものこと。


それでも今までは、未夜の前では疲れたような姿を見せたことはなかったのに、今日は違うようだ。


ボーッとして腕を組む零。



「ちょっと涼しくなったね。」



零のその言葉で、似合わない腕組みはきっと寒いからなんだって理解した。
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