背中を合わせて【完】
圭は特に別れを演出するつもりはないけど、やっぱり親友が海外に行くのは淋しかった。



「ところで、どこまで階段上るの?」



ようやく零も上がり続ける圭を不審に思い始めた。



「ここまで。」



もうそこは、圭がいつも高校生活の時間を過ごしていた屋上専用階段。


これ以上上る階段はない。


あるのは屋上に行ける1つの扉のみ。



「あ!圭がいつもいるって言ってた場所?思ってたより狭いね。」



零が笑いかけると、圭は屋上への扉に手をかけた。
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