背中を合わせて【完】
「送って行こうか?」
「えっ!?」
驚いて顔を上げる未夜。
男の顔は冗談を言っている顔じゃなかった。
「足まだ痛いんでしょ?」
「大丈夫。冷やしたおかげで痛みも少し引いたから。」
「家近いの?」
「近いよ。だから平気。」
そっか素直に引き下がった男。
立ち上がるとポケットから絆創膏を取り出して、未夜の膝の上に置いた。
「えっ!?」
驚いて顔を上げる未夜。
男の顔は冗談を言っている顔じゃなかった。
「足まだ痛いんでしょ?」
「大丈夫。冷やしたおかげで痛みも少し引いたから。」
「家近いの?」
「近いよ。だから平気。」
そっか素直に引き下がった男。
立ち上がるとポケットから絆創膏を取り出して、未夜の膝の上に置いた。