幼なじみと付き合った場合。
音に驚いたのもあって、ビクッと震えるあたしの体。




「彩花……赤松くんのところに……行くんだ?」




責めるような目を向けられて、罪悪感でいっぱいになる。




「行くっていうか……それはまだ、わからないよ。

それに…ゴメンね。あたしが優柔不断だったから…フラフラして…朝野くんを振りまわした。

それに、あんなウソをつかなくても…」



もし朝野くんが、あたしを助けたなんて…そんなウソをつかなくても……。




溺れたあたしを助けてくれたのが伊織で……




最初からそれがわかっていたとしても、




あたしは朝野くんと付き合ってたかもしれない。











だけど、




そこでウソをついて、自分でしてみたいに振る舞っていた朝野くんのことは、不信感につながるし、





もうこれから朝野くんのことを……どうやっても、信じられる気がしない。





一度できた溝は……




思ったより、深い。




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