幼なじみと付き合った場合。
「お…お前ら……なんだよ。ココでなにしてるんだよ」




動揺している朝野くんの前で、伊織がクックッと笑う。





「なにって……盗み聞き?あのままチューってやっちゃえばよかったのに。

俺だって、昨日強引に彩花にキスしたけどな?しかも、すげぇ濃厚なヤツ」




「なっ……」




誇らしげに笑う伊織に向かって、顔を真っ赤にした朝野くんが向かっていく。




伊織に掴みかかろうとしたところを、他のホスト軍団に取りおさえられ、苦しそうにもがいてる。








伊織の発言が恥ずかしすぎるけど、



だけどそれよりも前に、ずっと聞かれてたことに驚いた。



周りが騒がしかったから、まさか聞かれてたなんて思いもしなかった……。




そっか、騒がしいからこそ…近くの小さな音や気配を感じ取ることができなかったんだ……。




伊織がさっき朝野くんに言った一言は、




『チューってしちゃえばよかったのに』なんて、




あたしと朝野くんのキスを認めるような発言をされて、胸がギューッと痛くなるけど……



それでも、今……ココに伊織がいてくれてよかったって、心底思う。




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