幼なじみと付き合った場合。
「朝野くん……どうしてそんなこと言ったの?」




伊織が言うように、あのときのあたしは伊織をそういう目で見てたかもしれない。




信じてあげられなかった自分に嫌気がさす。




あたしが問いかけても、朝野くんは黙ったままで。




俯いて首をただ横に振るだけだった……。











「上等だって思ってな?お前がそういう汚い手ぇ使うなら、利用させてもらう手はないって思っただけ。

彩花を海から助けたときだって、簡単にホイホイ話にのってさ。

まんまとかかったよな~と思いながら、しばらく様子を見させてもらったってわけ」




「…………」




「だってさ、俺から大切な彼女を奪おうとしてたわけだし……。

こーいうのって、身をもって体験しなきゃわかんねぇだろ?

どう?大切な彼女を奪われる気分……ま、お前には…わかんないかぁ」




伊織はニヤニヤ笑いながら立ちあがり、今度はあたしの前にやってくる。



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