幼なじみと付き合った場合。
あたしは、松本さんのお弁当箱の中でぐちゃぐちゃになった卵焼きを見ながら、


思わず自分のお弁当の卵焼きを避けて、他のおかずを食べた。



「昨日ウチに来るように、彩花ちゃんが言ってくれたんだ?」



「まあね、心配だったから」



「ありがと。あたし、彩花ちゃんのことも振りまわしてるよね…」



「ううん、そんなことないよ?その男の人、昨日はどうだったの?」



「学校から帰ったら家にいて……一緒に買い物に行こうって言うし、キモいなーと思って。

無視してたら、出ていかないでリビングでテレビ見てるし…それで、伊織くんに連絡したの」



「そうだったんだ……お母さんは?」



「昼間は仕事に行ってるから」



「その人、勝手に家に入ってるの!?」



「そーなの。お母さんがカギ渡してて……ホント嫌なんだよね……」



それはかなり嫌かも……。








「でね、これから伊織くんの家に行くことになったから」



……え?



話が読めなくて、思わず頭の中が真っ白になった。




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