幼なじみと付き合った場合。
その間、無言……。



きっ……きまずい……。



「朝野くん……ライブ、誘ってくれてありがと…ホントなら行きたいんだけど…」



「ん、わかってる。俺も、ダメ元で聞いただけだし」



「そっか。伊織って、束縛激しいみたい……笑っちゃう」



「彩花のこと、めちゃくちゃ好きなんだろうなぁ~……わかる気がするけど」



「えっ!?そんなことナイナイ!!っていうか、朝野くん恥ずかしいこと言わないでよ~」



あたしは照れて、朝野くんの背中をバシバシと無遠慮に叩きまくった。







「そう?俺、結構好き好き言っちゃう方だからさ。

俺も付き合ってたら、赤松くんに負けないぐらい束縛してたかも。

もう好きになりかけてたから、今でも赤松くんにかなり嫉妬してる」



ニッコリと笑う朝野くんを見て、眩暈がしそうになった。



あたし…今、朝野くんのことカッコいいって思ったかも。



ダメダメ…あたしには、伊織がいるんだから……。



あたしは拳を作り、気を引き締めるように、自分に喝を入れた。




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