幼なじみと付き合った場合。
「お店、予約しといたから。すぐに入れるよ」



そう言ってあたしをエスコートするかのように、背中をポンと押してくる。



お店の中に入ると、本当にちゃんと予約してあってあたしたちはすんなり中に入って席につくことができた。



外ではたくさんの人が並んでるっていうのに、朝野くん準備がいい!




「さすがだね~…予約なんて、思いつかなかった…」



あたしがそう言うと、朝野くんは照れたように笑う。



「いや、そーでもないよ。前に4人でカフェに行ったときに、めちゃくちゃ並ばせたじゃん?あれで、学習した」




朝野くんはいたずらっぽく舌をペロッと出し、大したことなさそうに言う。



……こういう謙虚なところも好きなんだよねぇ。



自慢しぃじゃないところ……誰かと大違い……。









なんて、こっそり伊織と比べてみる。



今頃……松本さんと過ごしてるのかな。



ふたりのことを考えると少し胸が痛むけど、自分で決めたことだしね。



今日は…朝野くんとの一日を、楽しもう。



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