幼なじみと付き合った場合。
伊織があたしの服の中に手を入れてきた。


「きっ……キャーッ!なにするっ……」


「なにって、誘ってんだろ?照れんなよ、今さら……」


さ、さ、誘うってなに!?


「あたし、全然そんなつもりないんだけど!?」


「自分から胸押しつけといて、よく言う……。

もぉマジ、我慢の限界……俺だって理性なくすことぐらい、あるから」


そう言って、伊織はあたしの髪に指をすべらせ、頭を抱え込むようにして抱きしめてきた。


そのまま背中を撫でられて、くすぐったいような、もどかしいような、なんともいえないような気持ちになる。


「お願い……今日は……ダメ……」


あたしの気持ちの整理がつくまで、待ってほしい。


「今日は……って、いつもなんもさせてくれねーじゃん。

俺からしたら、今日ぐらいは……なんだけど?」


そんな、挑発的な目で言われても、あたしだって困るんだけど。


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