幼なじみと付き合った場合。
「今度は、どんな手ぇ使って俺のこと騙すんだよ……なぁ、俺はあと何回傷つけばいい?」


伊織の指が、あたしの手首に食い込む。


痛いのに……


言葉が出てこない。


いつ見られてたのかはわからないけど……


あたしがしたこと……


やっぱり、バレてる……。







「俺なんか、大して傷ついてないと思ってるよな?

だけどさぁ…さすがにもぅ、信じらんねーから……」


ズキッと胸が痛くなる。






そして、やっとあたしの腕を開放してくれたかと思うと、伊織はベッドからゆっくりと離れて部屋を出ていこうとする。



あたしも慌てて起きあがった。



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