~君という光~
やっと授業が終わった。
いつもより長く感じた。

あたしと透真はすぐ鈴音の方に向かって走った。

すると、あたしと透真に気付いた鈴音がびっくりしたような顔をして、

「な、なに!??」

といった。

「いやぁ~、そんなに大した用事じゃないんだけどさ。」

と透真が言うと

「なら、またあとで話しましょう?
 今じゃなくてもいいでしょ?」

いつもよりきつい言葉を返した鈴音。

「いいよ、んじゃ帰り、な。」

そういって鈴音のもとを離れた。

あたしは二人の会話を聞いていただけ。
そして二人の動作を見ていただけ。

口をはさむ隙もなかった。
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