~君という光~
「あたしってなんでこんなつまんない人生おくってるんだろ。」

ビルの屋上に来た私はそうつぶやいた。

このまま死んでしまえば楽になるのか。
でも、つまらない人生はこれで終わる。

でも、私が今ここで死んだら一つ悔いが残る。

後悔はしたくない。

「あぁ…。」

みんな幸せそうだ。
いつも笑っていて楽しそう。
本当に羨ましい。

「おい!!!!」

「ん?」

私は振り返る。

「何やってんだよ!」
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