君に告げよう
僕と姉さんは、二人の骨を真夜中の国道に撒くことにした。
最初はアパートか、閉店されたコンビニか、と考えたけれど……。
「ダメよ。嫌な思い出しかないわ」
姉さんは自分が深く関わった過去を思い出し、反対した。
それなら、永輝くんが過去に何度も足を運んだ、嫌な思い出のない国道に撒くべきだという結論に達した。
「……ごめんね、永ちゃん……、柚羽さん」
平日の真夜中の国道。
週末とは違って、驚くばかりの静寂に包まれていた。
その中で、二人の遺骨を手のひらにこぼす。
二人の遺骨は、風に踊りながら、ゆっくりと夜空に向かっていった。