海の花は雪
『そういう事なら…やっさ〜ん、一番に出てくれる〜?やっさんと話したい子から電話〜』

受話器を手で押さえいても、充分向こうの声がもれてきて、深谷君と思わず目を合わせた!

やっさん、そこにいるんですか?!と、お互い心の中で叫ぶ…

『…はい、お電話代わりました〜どちら様で?』

明るく…そして軽い口調の若い男性の声が、受話器に飛び込んできた。

何かフランク過ぎないか?流星社…

「あの…生島と言います、実は…」

先ほど話した通りに自分は、もう一度事情を説明した。


片山は、うんうんと、相づちを入れながら話しを最後まで聞き終えると、質問をしてきた。

『…君…今、病室にいるの?』

「え?あ、はい」

『隣に弟さんいる?』

「はい…」

『じゃ、代わってくれる?』

あっさりと片山は、こちらの要求に答えてくれた。
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