海辺で恋するシンデレラ


「亜紀・・・?」


寝室に戻ってきた亜紀に声を掛ける。


「ゴメン。もしかして起こしちゃった?」


目を擦りながら、首を振り


「ううん。私こそ、ゴメンね寝過ぎちゃったみたい。」


身体を起しベッドから出る。


「あ、朝ごはん出来てるから・・・海桜、これからどうするの?」

「ん・・・私ね、実家に帰ろうと思うの。お母さん一人っきりだし、そろそろ戻らないと。」


記憶が戻って、波瑠さんと付き合うようになってから

考えてはいた。


ずっとこのまま、お母さんを1人で実家に置いておけないなって。

だから、いつか帰ろうと思っていた。


波瑠さんさえ良ければ、波瑠さんと一緒に・・・

一時期は、そんな事も考えていたけど―――――――――――


「じゃぁ、引っ越ししちゃうんだね。私、手伝うよ。」

「ありがとう。」

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