海辺で恋するシンデレラ
門に足を掛け、無断侵入しようとする亜紀さん。
「ちょっと、無断で入っちゃヤバいでしょ?!」
「ちょっとだけだし、それに私達卒業生だし。大丈夫でしょ?」
うっそー。
こんなことで警察に捕まったりしたら
お母さんになんて言えばいいのよ~。
そんな事を気にしつつ、校舎に入りいろいろな教室に入っていく。
音楽室、美術室、科学室・・・
そして、私達が過ごしていたという各学年の教室。
「あ、海桜。みてみて~。」
亜紀さんは、1つの机を指差し私を呼んだ。
指差したところをみると、そこには落書きが書いてあった。
『ずっと仲良し♡』
「これ、私達が書いたんだよ~」
ずっと仲良し―――――
私達、本当に仲が良かったんだ・・・。
私は、感慨深くその文字を指でなぞった。