お姫様は王子様を演じてる
「あの人いつもああ何ですか?」
「……大体ね。
むしろ、気に入られたんじゃねーかな。」
さっきの態度を見てどこでそう思うのかわからない。
「澪はビクビクしてる奴とか嫌いなんだよ。
食ってかかるくらいじゃないと一瞥して終わりかな。」
「へー。
よく仲良くなりましたね。」
ケイはギョッとした顔で私を見る。
「仲良くねーよ!」
「だって呼び捨てだったじゃないですか…」
「男同志でくんづけとか気持ちわりぃじゃん。
ここの寮には三年しかいないからみんなタメ口だしな。」
『それより…』と言葉を繋ぐとケイは2階を指差し階段を上がる。
どうやら部屋に案内してくれるらしい…
荷物を持つとケイの後に続いて階段を上がった。